『匠 の 技』

2013年08月19日

派手な留袖を地味にしました。

今回は、留袖を仕立上りのままで、地味にしました。
「工程」
・・全体に汚れを点検し、必要な洗いをしました。
・・解くことはしないで、仕立上りの状態で加工しました。
・・柄の中の朱色が赤く派手に見えるので、その部分に金彩加工を施し、全体に地味にしました。

tomesode

  加工前・・朱色が赤く派手な状態』
 

tomesode-jimi

  加工後・・朱色に金彩をして地味になりました』


今回の加工の特徴は、仕立上りのまま、着物を解く事なく、派手な色を地味に変えて、全体に地味なお着物にすることです。



posted by 呉光オートクリン at 15:04| 技術

2013年01月15日

「ガード加工」 お着物のお手入れ法

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お着物のお手入れ法

≪きもののガード≫加工は防水加工ではありません。
特殊繊維保護剤で、汚れや水滴ガ簡単につかないように工夫された加工です。
水・油・泥などの汚れは繊維の上にのっているだけなので、簡単に汚れを取ることが出来ます。
防水加工ではありませんから、通気性があり、織物の表面を被膜でおおったりしませんので、絹の風合いと美しさを損いません。

雨の日も安心
◎外出先で雨にわわれたとき
ガード加工は水をはじきます。でも通気性のある加工ですから長く雨にあたっていますと、織目の中に雨が浸透する時があります。水分がきものに残っている時は、柔かい紙か布等で軽く吸い取るようにふいて下さい。

◎水性の液体が付いたとき
 素早くティッシュなどで吸いとって下さい。熱いものは少量の水を含ませた布で、ぼかすように軽くふき取ってください。


◎泥ハネが付いたとき
 すぐに吸い取るようにふいていただければ、シミは残りませんが、もし跡が残った場合はタオルやハンカチに水を含ませて、こすらずに必ず軽くたたくようにしてとってください。


◎汗が付いたとき
 汗ジミがついた場所に、霧吹きで水を吹きつけますと、汗の塩分が水にとけ、これを乾いたタオルで軽く押さえるように吸い取ってください。



◎油性の汚れが付いたとき
 粘度の低い油(サラッとしたもの)がついた時はすぐにふき取ってください。粘度の高い油(ドロッとしたもの)がついた時は、きもの地を傷めないように油分を取り除いて下さい。その後、揮発油かベンジンで油分を浮き上がらせてぼかすようにすい取ってください。


《汚れがついたときのお手入れ順序》
1)汚れたところに、裏から当て布をして柔かい紙か布で軽く拭き取ってください。
2)汚れ跡があれば少量の水をふくませて軽くたたいて下さい。
3)油性の汚れが残っている時は、ベンジンなどで、汚れの3倍〜4倍の広さに浸ませてボカシとって下さい。
4)ふきとった部分に当て布をして上からアイロン(80℃〜120℃)をかけますと、より効果的です。


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posted by 呉光オートクリン at 13:47| 技術

2010年11月30日

着物や帯のお手入れと保存法

 絹の織物は、美しい色合いや優美な光沢、快い着心地など他の繊維にない優れた特性を持つています。絹のよさをそこなわずに、快適な着心地を味わうためには、日頃のお手入や保存法を心がけてください。


@ご着用後の処理
 衣服全体によく風を一日通し、柔かいブラシか布でチリをはらいましょう。衿、袖口、裾などの汚れに注意し、特にシミは完全にとっておきましょう。
 又、アイロンをかける場合は”絹(SILK)の標示”に目盛りを合わせ、テカリができないように、あて布を用いて下さい。

A保存の方法
 クリーニングなどから戻っていたもので、ビニールの袋に入っている場合は、保存用の袋ではありませんので取り出し、たとう紙(和紙の文庫)か、
白の木綿(糊気のない)に包み直して保存してください。

B防虫剤(1種類)を忘れずに
 ムシ食いやカビを防ぐために防虫剤を入れてください。
 この場合、樟脳、ナフタリン、またパラジクロールベンゼンなどを一緒に使用ないで下さい。
(併用により解けてシミになるときがあります。)

C保存の容器や置き場所
 容器は防湿性のものを選び、桐のタンスか桐の衣裳箱か最適です。置き場所は湿気が少なく、直射日光を受けない所を選んでください。

D1年に1回は虫干しを
 乾燥期の晴天が続いた日を選び、午前10時〜午後2時頃までに陰干してください。湿気の多い7〜8月の土用干よりは、4〜5月や10〜11月の晴天続きの日のほうが安全です。

E点検を忘れないように
 虫干しが終わったら点検をしましょう。シミやムシ食い等を発見した時は、すぐに処理してください。かくれた汚れやシミは後で淡黄色に変色して表れます。早く発見すればそれだけ被害を最小限度にとどめることができます。

posted by 呉光オートクリン at 14:06| 技術
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